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感激★観劇レポ I&K企画「父と暮せば」

指定席のチケット手配から付き添いまで、母の誕生日プレゼント代わりに付き合う羽目になった。
「東京は凄いねえ」
人の多さを言っているのだろう。
2人で歩く浅草橋問屋街の夜は早い。駅前を過ぎると劇場まではやや暗い道が続くが、それでも会社帰りの人通りがある。
受付の後ろ、階段を上るとすぐ劇場で、小ぢんまりした中は快適だ。
「母さんの席、そこね」「...なんで隣じゃなくて前後にしたのよ」
いやなんとなく、と口でもごもご言いながら席に着く。演目の内容は良く知らないが、原爆なんて絡むならクるに決まってる。
演劇には詳しくないが、小ぢんまりしてる劇場だとしっかり観れそうでいいな...なんて思っている間に開演する......
..................
「ちょっとアンタ、まだアンケート書き終わらんの」
「っせえなあ...」「...何、泣いてんの」
そういう母親も泣いていたのは上演中に聞こえてきた。
また暗い道を駅まで黙って2人で歩く。通りは今度は近隣住民のような人たちがまばらに行き来している。
駅の改札で反対方向に別れ際
「...まあ、あれよ。アンタも早く良い人連れてきなさい」
多少ぶっきらぼうな子でもいいから。と言う母に、そこかよ、と笑って手を振った。

なんてこともあったかもしれませんが。
映画にもなっている井上ひさし作品。お恥ずかしくも知りませんでした。
あらすじも設定の先入観も全くなしでしたが、2人芝居&セット変えなしでぐっと引き込まれた90分。
重いテーマを取っ付きやすく表現するのは演者と脚本どちらの力によるものか。兎に角無理の無い話の運びと演技は素人目にも凄いの一言に尽きます。
戦争については勿論、「原発と天災」についても思いを馳せたくなる。
観れて本当に良かったです!

P.N 方言E菜

I&K企画 第4回したまち演劇祭提携公演「父と暮せば」 9.5(木)-8(日)/アドリブ小劇場 父との交流を通して、原爆をあびながらも生き残った娘の、心が再生してゆく物語です。井上ひさし作品「父と暮せば」を真心を籠めて創り上げます。どうぞご覧になって下さい!

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2013年8月20日(火)-9月16日(月・祝)SHITAMACHI THEATER FESTIVAL IN TAITO 2013
激場へ。

雷5656会館(ときわホール)/木馬亭/東京キネマ倶楽部/上野ストアハウス/浅草見番/東洋館/浅草花やしき(花やしき座)/戸野廣浩司記念劇場

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